ローザス医療ニュースブログ


デング熱の脅威

こんにちは、看護プロの天野です。

最近デング熱が猛威を奮っていますね。
「ウイルスを持っている蚊に刺されてはいけない」って非常に難しいですよね・・・。
大体寝ている間に刺されていたり、かゆくなってから刺されることに気がつくのではないかと思います。

今回は趣向を変えて、デング熱の感染を防ぐ為に出来ることを考えてみようと思います。

・「蚊」に刺されたらアウトなのか
デングウイルスを媒介していない蚊であれば刺されても感染はしません。
主にヤブ蚊、ネッタイシマカ(熱帯縞蚊)が媒介となります。
日本で暴れているのはヒトスジシマカ(一筋縞蚊)というヤブ蚊の一種です。

「ヒトスジシマカなんて聞いたことないし、珍しい蚊なんだろう」「代々木公園で最初に見つかったみたいだし、うちの近所は大丈夫だろう」
という気持ちになっていまいますよね。
でも、ヒトスジシマカって今まで屋外で刺されていた普通の蚊なんですよね・・・。

・簡単にできる対策
水溜りがあればどこにでも産卵し、繁殖しますので町の小川沿いの遊歩道なんかはかなり危険です!
そろそろ涼しくなりそうですので、外出の際は長袖を羽織る等で対策をした方が良さそうです!

市販の虫除けスプレーを数回に分けて使用するのも効果的です。
汗をすぐに拭くというのはあまり効果がないらしいです・・・。
やらないよりは良いとは思いますが。

少し手間はかかりますが、「蚊取りボトル」も効果があるかもしれません。
「蚊取りボトル」とは。
毎年デング熱の被害に悩まされているというフィリピンで多くの命を救ったとされる蚊の捕獲装置です。
「蚊取りボトル」の作り方はコチラ!

作り方もあまり難しいものではないので、
小さいお子さんがいて不安という方は、実験感覚でお子さんと作ってみるのも悪くないかもしれません。
あまり恐怖心を煽ってしまうのは問題ですが、危機意識を持たせるのは大切だと思います。

・まとめ
普段からよくみかける蚊だけに、一斉駆除というのは難しいです。
蚊がいなくなると生態系も狂いますしね。
ウイルスを持っている蚊と共存というのも違和感がありますが、
近づかない、寄せ付けないを意識しつつ、それでもダメなら捕獲する!という方法が
今できる最大のデング熱予防になるのではないかと考えます。

過剰な心配はストレスにもつながりますので、ちょっとした工夫で安心・快適な生活を!

本日はこの辺りで・・・。

2014年09月10日カテゴリー:医療全般, 雑談