ローザス医療ニュースブログ


准看入学者が減少中。

キャリアブレインニュースにこんな記事がありました。

准看護師の入学者が減少中。
日本医師会の調査だそうです。下記は記事からの引用です。

2008年度に215校あった准看護師課程の学校数は、今年度には193校に減少。11年度まで増加傾向にあった応募者も昨年度から減少に転じ、今年度は昨年度比約2000人減の2万5348人。入学者は227人減の9166人だった。

 一方、看護師3年課程は、学校数が増えたことに伴い、ここ数年は応募・入学者の増加傾向が続き、今年度の入学者は昨年度比42人増の3214人。応募者は08年度に比べて約2倍の1万3966人となった。

~ 引用終わり ~

たしかに、私たちから見ても、准看護師の転職は、少しずつ厳しい環境になってきている気がします。

そもそも、准看護師の制度自体は、戦後、看護師がまったく足りない、という状況のなかでできた制度です。
今も、看護師は足りませんね。ただ、戦後と今では、何もかもが違っている。
でも、制度だけは同じ。

看護師と准看護師は多くの病院で同じような仕事をしています。
ただ、病院にとっては、資格は異なり、国からの評価も変わります。
個人にとっても、仕事選びの難易度は結構違います。

もちろん、看護師登竜門としての「准看護師」の役割はまだまだ健在かもしれません。
でも、これって、そもそも制度設計した際に、意図したことではないのでは?

つまり、世の中も変わるし、制度の使われ方も変わる。

そろそろ、准看護師、という制度をしっかり見直してみた方がいい気がしています。

2013年08月14日カテゴリー:看護師