ローザス医療ニュースブログ


自治体病院の4割が赤字!!!

こんにちは。
看護プロの冨浪(とみなみ)です。

総務省が31日に発表した全国905の自治体病院の経営状況によると、
全体の39.3%に当たる356病院で2011年度の経常収支が赤字になることがわかりました。

特に中山間地域や過疎地にある病院では、人件費削減などのコスト圧縮が容易ではなく、経営改善が上手くいっていないみたいです。

ここで、1つ疑問!
なんで自治体病院はこんなに赤字が多いのでしょうか?

それは、運営している自治体の首長や職員が病院事業の理解に乏しいこと、
すなわち病院経営について、あまり知らないことが問題の1つだと考えられます。

では、なんで病院経営について、あまり知らないのでしょうか?

それは、自治体病院の仕組みに問題があります!

自治体病院の経営を行う幹部は、自治体の人事ローテーションで公務員が順番で就任します。
公務員は数年に1回、人事ローテーションで異動があります。
自治体病院の幹部も同じです。

簡単に言うと、
自治体病院は経営陣が数年に1回変わるんです。。。
これでは、病院経営のノウハウも蓄積されず、上手く経営できるはずがありませんよね。

このような仕組みのまま、
経営改善案を作っても上手くいくとは、到底思えません。

とは言え、地方にはなくてはならない自治体病院。
ぜひ、継続できるように改善を進めていただきたいですね。
今後、自治体病院がどのような対策を取るか見続けたいと思います。

2011年11月02日カテゴリー:未分類