ローザス医療ニュースブログ


医療のモラル

昨日から、読み始めた本がこちら

国をつくるという仕事

西水美恵子さんという
世界銀行のアジア地域副総裁を務めた方の著書です。

彼女がしていた仕事を簡単に説明すると
発展が遅れている国に融資をして、貧困や飢餓を解消すること。
彼女が非常に大切にしていることが、
各国のお偉いさんに会うことだけではなく
草の根=本当に困っている人と共に生活をして、現実をしること。

その現実の厳しさは、
日本という豊かな国で暮らしている、私の想像をはるかに凌ぐものです。

もちろん、医療もしかり。
医療機器や薬品の横領。
臓器の密売。
年金目当ての意思が公立病院に所属し、一方で稼ぐために自らの病院を持つ。腐敗ぶり。

それに比較して、日本は恵まれていますね。
人間は欲深いものなので、この日本の医療の状況が当たり前に思ってしまいますが
世界でも有数の優良な医療国である、という現実を再度認識する必要があるように思いました。

ちなみに、本の内容はそんなお固いものではありません。
エッセイ風で非常に読みやすい。

各国の優れた指導者の、祖国を思う信念と行動力には感動しました。

興味のある方は、ぜひ読んでみてください・・・

株式会社 ローザス 柴崎高聡

 

2009年06月29日カテゴリー:雑談