ローザス医療ニュースブログ


外国人患者の受け入れ

場所が変われば、モノの値段も変わります。

海外に行くと、食料品の安さに驚くこともありますが、
日本国内においても、同じラーメンチェーンの値段設定ですら、
地域によって、微妙に差があったりするようです。

では医療サービスはどうなのか。

どうやら、医療サービスも例外ではなく、
場所によって値段が変わることがあるようです。

下の数字は、2008年に保険会社のAIUが調べた
都市別の盲腸手術の入院費用です。

日本は40万弱(保険適用前)ということですが、
国によって値段はバラバラです。

■都市別の盲腸手術の入院費用

サンフランシスコ:250万
ニューヨーク:216万
バンクーバー:150万
ジュネーブ:297万
ロンドン:151万
パリ:113万
ローマ:110万
マドリッド:97万
香港:90万
上海:68万
ソウル:63万
バンコック:40万
北京:20万
シドニー:86万

この医療費の差額を利用したビジネスもはじまっていると聞きます。

タイやシンガポール、韓国といった国では、外国人客の誘致のために
国をあげて、海外から患者(旅行者?)を受け入れているといいますが、
日本でも経済産業省が複数の病院と協力して検討を開始したようです。

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ただ、自国の医療制度が危機に瀕している中、
外国人の受け入れどころではないとの意見が
厚労省からあがっているなどという話も耳にします。

よく考えると、全く別の話なので、筋が通っていそうで
通っていない反論のような気がしますが、
どこから出た話というのはおいておいて、
官庁同士、ちゃんと連携して話を進めてもらいたいものですね。。。

2009年08月07日カテゴリー:雑談