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【知っておきたい】看護師の給与について【転職の秘訣】

今回は、看護師の給与についてのお話をさせていただきます。
転職の際、必ずと言っていいほど話に出てくるのが、給与のお話です。
「誰に聞いていいかわからない!」や「聞く相手はわかっても聞きにくい!」など、悩む点はたくさんあるかと思いますので、少しでも参考になればと思います。

【目次】
①基本給とは
②各種手当とは
③給与比較のポイント
④まとめ

 

①基本給とは
基本給は、毎月支払われる月給から手当を引いたもの。つまり、毎月支払われる最低賃金です。
また、賞与や残業代、退職金の算出基準にもなるので、月給だけではなく、年収にも影響が出てきます。
一般的には看護師の給与は、夜勤手当やその他手当などが占める割合は多くなり、基本給は少ないという特徴がありますが、年俸制を採用しているなど、例外のものもありますので、基本給が多ければいいということにはなりません。

②各種手当とは
各種手当は、基本給では足りない部分を補うために支給されるものです。
呼び方はさまざまありますが、代表的なものをご紹介させていただきます。

資格手当:看護師という資格に対して支給されます。よって、正看護師と准看護師で金額が変わるのが一般的です。

夜勤手当:夜勤をされる方に対して支給されます。金額は、1回〇〇円と決まっているので夜勤の回数によって変動します。今まで夜勤をしていた方が、日勤常勤に働き方を変えると、夜勤手当の分がまるっとなくなるとお考えいただけると給与変化のイメージが湧くかと思います。

家族手当:家族を扶養している方に対して支給されます。配偶者や扶養人数が増えた場合に1人〇〇円と増額します。扶養手当と呼ばれることもあります。

通勤手当:通勤の際にかかる交通費に対して支給されます。病院ごとに上限が決まっていたり、車通勤の場合は距離で計算するなど個々で設定されているので、事前に支給条件は確認しておくことをオススメします。

時間外勤務給:法定労働時間(原則1週40時間、1日8時間)を超えて勤務した場合に支給されます。労働基準法で給与の25%増しの給与を支払うことが定められています。申請したものに対して支給されるので、申請をしない風潮がある病院はサービス残業となってしまうため、注意が必要です。

 

③給与比較のポイント
転職をするにあたり、「給与水準をキープしたい!」もしくは「給与アップしたい!」という希望をいただくことがよくあります。
その際に正しく給与を比較するためのポイントを2つあげさせていただきます。

1、年収で比べること
基本給が高いからといって、年収が高くなるとは限りません。
給与の規定によって基本給は低いが手当が多いので、年収としては高めになる場合や、年俸制をとっており基本給は高めだが、年収ではあまり高くならない場合があります。
最終的にご自身の所得を考えた場合、年収で比較することがポイントとなります。

2、同じ条件で比べること
病院や施設ごとに給与提示の方法が違います。
夜勤の回数を月に4回で給与算出をしている病院と5回で算出している病院で年収にすると印象が変わります。
また、現職の給与と比べる場合には、交通費や残業代なども引いたもので比較しなくてはなりません。
残業は全くしていない!という方は別ですが、残業代が3万も5万も出ている方ですと、残業代だけでも年収はかなり変わってきます。
入職後に思っていた給与と違う!とならないよう、同じ条件で比較することがポイントとなります。

 

④まとめ
転職をする際に大きなポイントともなる給与についてですが、病院ごとに手当の呼び方や金額、計算の仕方はさまざまです。
転職をしてから後悔をしないよう、情報を正しく整理し、比較することで、より満足のいく転職活動になるのではないでしょうか?
意外と周りの方には聞きにくい「給与について」のお話でしたが、少しでも参考になれば幸いです。

 

 

 

2016年02月25日カテゴリー:看護プロ, 看護師