ローザス医療ニュースブログ


自衛隊で働く看護師

こんにちは。
看護プロの柴崎です。

看護師の方の転職活動のサポートをしていると
「公務員として安定した地位で働きたい」という
ご相談をいただくケースが、しばしばあります。

看護師として公務員で働く場所は
・公立病院
・学校
等、様々なものがありますが
なかなか想像がつかないものの一つに、自衛隊があります。

自衛隊は、完全な公務員。しかも、国家公務員。
個人的にも興味があったので、自衛隊での看護師の働き方を調べてみました!

選考から、配属までの流れをまとめてみました。

1.試験
小論文+口頭+身体検査

・受験資格:男子155cm、女子150cm以上、視力は、裸眼0.1以上
他にも、「肺活量」といった、通常の病院ではなかなか見られない試験もあります。

2.配属
自衛隊中央病院という、配属指定はできない
要は、「病院」に就職するのではなく、「自衛隊」に入隊するわけです。
ですので、通常の病院勤務だけではなく、衛生科部隊、各地の駐屯地や部隊に配属される可能性はあります。
自衛隊中央病院に入りたくても、気付けば「練馬駐屯地」勤務。といった可能性があります。

3.訓練
入隊後7週間は、泊り込みの訓練を受けます。
看護技術だけではなく、基本的な戦闘戦技訓練、精神教育、体育、服務等の訓練もある。
通常の軍隊と一緒ですね。

個人的に注目するのは「精神教育」。
映画のように、朝から晩までは大声で「イエッサー!!」と言うのでしょうか?
ちなみに、防衛大学で入寮している方にお会いした際は、
「布団のたたみ方もすべて決まっており、数cmズレも許されない」とおっしゃっていました。

「戦闘戦技訓練」も、他にはない研修。
ホフク前進もやるのでしょうか?
部隊配属になる可能性があるので、当然必要はあるのでしょう。

他にも、「野外看護」といった
自衛隊ならではの技術も学べるようです。

4.服装
ヘアマニキュア、脱色等は不可

調べてみて分かったのは、「病院で働く看護師」とは大きく異なること。
あくまで「自衛隊の中で、看護技術を有する者」という位置づけになります。

働き方・心構え・訓練内容をきちんと理解した上で、自衛隊に応募を検討する必要がありそうですね。

2011年06月03日カテゴリー:未分類