ローザス医療ニュースブログ


在宅医療

こんにちは、看護プロの小澤です。

先日、社会保障制度の改革案が発表されました。
概要を読んでいて、一つ興味を引いたのが「在宅医療の推進」でした。

新聞でも最近、ICカードやインターネットを利用することで、
在宅医療をサポートするという製品やサービスの試みが広がっているという記事をよく見かけます。

例えば、千葉県の鴨川市と亀田総合病院では、
診察情報(電子カルテの情報など)や負担した医療費、定期健診の情報などを
患者さんが家のパソコンでも見られるような取り組みがなされています。

またヤマダ電機や日本マイクロソフトでは、
医師が訪問先で患者情報を引き出せるソフトを開発しています。

病院でも訪問看護への取組などを通じて、
在宅医療のサポートする体制を整えようとしています。

けれど、ここで気をつけなければならないのは、
在宅医療がきちんと「成果」に繋がるかをチェックすることではないでしょうか。
成果とは一言で言えば費用対効果。
具体的に言えば、以前と比べてどれだけ費用がかかって、
どれだけ病気が減ったりQOLが向上したか。
この辺の指標をしっかり設定して、
目標もきちんとつくることが重要ではないでしょうか。

また、患者さんの家族の負担が増えることが想定されるので、
病気の対応の方法については、
その方たちがしっかりと情報を得られるようにする必要がありますよね。
医療従事者も地理的に離れ離れになっている中で、
チームワークを発揮して取り組むことが求められると思います。

まだはっきりとはわかりませんが、この辺りにビジネスチャンスがありそうです。
私もビジネスの視点から、課題の解決を目指していきたいと思います。

2011年06月15日カテゴリー:未分類