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日本の医師数は先進国で最も少ない?!

経済協力開発機構(OECD)は7月1日、

加盟30か国の保健医療統計国際比較「OECDヘルスデータ2009」を公表。

それによると、06年の日本の人口1000人当たり医師は2.1人で、

OECD平均の3.1人を大きく下回った。

OECDでは、この要因の一つに

「政府が医学部入学定員を制限していること」を挙げている。

また、人口1000人当たりの看護師数は

9.4人で、OECD平均の9.6人をやや下回った。

一方で面白いのが、

CTやMRIといった診断用機器の数については、

多くのOECD諸国で過去10年間に激増。

07年OECD平均MRIスキャナー数は人口100万人当たり11.0台となったが、

日本では既に05年に人口100万人当たり40.1台を保有。ずば抜けて多い。

そして、なによりも、

日本の平均寿命は06年時点で82.6歳と、OECD諸国の中で最も長い。

また、乳児死亡率も07年の出生1000人当たり死亡数は2.6人。

OECD平均4.9人の半分近く、OECD諸国で最も低い。

というわけで、

結果的には、日本ではいい医療が施されており(平均寿命・乳児死亡率)、

それは、足りない医師数を高度な診断用機械が補っている

と言えるのかもしれない。

一概に、医師が足りない足りない、といっても何も解決しない。

そして、何よりも問題なのは、

医師も足りない、弁護士も足りない、会計士も足りない

と言われている世の中で、

じゃぁ、何が足りていて、その人たちをどうしたら、

医師や弁護士や会計士に回すことができるのか?っていうことだし、

そんなこといっても、難しい気もするから、機械や他の人の手を使って、

医師や弁護士、会計士の仕事を減らす(シェアする)ことが

重要だったりするんだと思います。

国として、大事な国力(人間)をどう振り分けるか???

っていうことを真剣に考えないといけませんね。

いつでも、考えている人はいるんだろうけど・・・。

株式会社ローザス

2009年07月06日カテゴリー:医師