ローザス医療ニュースブログ


医師初の労働組合

医師初の労働組合「全国医師ユニオン」ができました。
↓↓
ニュース

目的は3つ
(1)過労死を引き起こす過剰労働をなくす
(2)当直を時間外勤務と認めさせる
(3)主治医制を担当医制に変える

3番目は、議論の余地がありそうですが、
1・2番目に関しては、誰にも異論はなさそうですが。

医師でなくても、過労死は困る。
当直のほとんどが時間外勤務であることは、今年の奈良地裁の判決でも明らかです。
↓↓
過去のニュース

むしろ重要なのは、これをどう実現するのか。
過労死を引き起こす原因は、絶対的な医師不足。

病院側が、時間外勤務と認めない理由は、そこに残業代=コストが発生するから。
多くの病院の経営状態が悪い中で、これを徹底したら
取り返しのつかないほどの赤字になる可能性が高い。

では、どうするか???
(1)医師を増やす。
増えるまでの間は、不要不急の医療の提供を減らす。
→なにをもって、不要不急というかは大激論になりそうな気がしますが。。
(2)残業代を法律通り支給する
診療報酬=病院の売上を増やす。
→大前提として、経営努力をすることは当たり前ですが。

この問題に奇策はないと思っています。
真正面から、実りある議論をして欲しいものです。

2009年06月09日カテゴリー:医師