ローザス医療ニュースブログ


2010年度診療報酬改定

厚生労働相の諮問機関「中央社会保険医療協議会」(中医協)の
メンバーが変更されました。

朝日新聞

内容を見ると
日本医師会のメンバーが3名いたものが、0名になるとのことのことです。

以前も書きましたが
日本医師会というと、「医師の代表」といったイメージがあるものの
実際のところは、開業医の代表という側面が強いわけです。

民主党は「病院勤務医の処遇改善」を公約として掲げていますが
これに強く反対することが明確な医師会の代表をはずしたかったのでしょう。

つまり、10年度の診療報酬改定では
開業医側には不利に、勤務医には有利になるように策定されることが、
確定したのです。

あとは、診療報酬全体がどこまで増やせるのが大きな問題ですね。

これについては、少し疑問がつきます。
厚生労働省は、診療報酬増額の予算を組んでいません。
新聞をにぎわせている「事項要求」には、含まれていますが。。

つまり、
「実行はしたいけど、優先順位は少し劣ります」ということですね。

ここに予算がつくのか否か。
注目していきたいポイントです。

柴崎

2009年10月30日カテゴリー:医療全般