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2015年に最も患者数が多いのは大腸がん?

こんにちは!
看護プロの祖父江でございます。

いよいよ、梅雨入りしましたね!
夏生まれの私は、夏前のこの梅雨という時期が中々苦手でございます。。。

何となく気温はじめじめ、雨が多く気持ちもどんよりしてしまいがちですが、
こういう時こそ夏ソングを聞いて気持ちを上げていきましょう!

さて、本日取り上げさせていただく話題は大腸ガンに関してのニュースです。

俳優の今井雅之さん(54)末期の大腸がんであることを告白した1か月後、
残念ながら亡くなってしまったニュースは記憶にも新しいですね。
ご冥福をお祈りいたします。

様々な著名な人の多くも命を落としているこの大腸がん。

2015年のがん統計予測では、これまでトップだった胃がんを抜いて、男女合わせて患者数が最も多いがんになるとされており、
今年大腸がんと診断される人は13万5800人程度いると予測されています。

大腸がんの増加は、肥満、大量飲酒の習慣、赤肉や加工品の過剰摂取、運動不足の人が増えたことと関係があるといわれています。

そして特に、国際的に、大腸がんのリスクを確実に下げると評価されているのが「運動」なんです!
ニンニク、牛乳、カルシウムの摂取も予防効果がある「可能性大」とされているが、
運動は、食物繊維が豊富な食物とともに、「確実な予防法」にリストアップされています。

大腸のがんの発生運動が関係あるとは意外な気がしますが、
日本人を対象にした国立がん研究センターの研究班による多目的コホート研究でも、
特に男性で身体活動量の多い人は結腸がんになるリスクが少ないことが証明されています。

また、大腸がんの検査といったら内視鏡の検査が一般的ですが、
最近では長さ約3センチ、直径約1センチ。二つの小型カメラがついている「大腸カプセル内視鏡検査」
だんだんと普及し始めているのだとか・・・!
肛門からスコープを挿入する従来の検査に比べ、飲み込み、排出するこのカプセル内視鏡は
精神的、身体的負担が小さいなど利点が多い事から注目され始めています。

これを導入したとおっしゃっていた健診センターの看護師さんもいました。

また、こちらのニュースの後半では、大腸がんにより大切な奥様を亡くされた方による早期発見の大切さも語られています。
大腸がん患者の闘病ブログから生まれた、ある夫婦の実話を描いた公開中の映画「夫婦フーフー日記」は5月下旬から公開されたばかりなので、もし良ければ合わせてこちらもご覧くださいね♪

HP:http://fu-fu-nikki.com/

大腸がんは早期に発見できれば、内視鏡手術や外科療法により完全に治すことができ、
また、少し進行してしまっていても手術可能な時期であれば、他の臓器へ転移しても、外科療法によって治すことが可能な癌です。
2人に1人はがんになるといわれている時代ですが、改めてその原因を見てみると意外にも生活習慣が影響している事が良くわかります。
私自身も日頃の運動不足からか、最近体調を崩してしまったので皆さんもお忙しいとは思いますが社会人になっても適度な運動の習慣は取り入れていきましょう!

では、本日はこのあたりで失礼します^^

2015年06月10日カテゴリー:医療全般