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手術ロボット「執刀」急増、ダビンチ実績2万件

こんにちは!看護プロの祖父江です。
今回はこちらの記事を取り上げてみました!
実績2万件!とは出ているものの…
その存在を詳しくご存じの方はどれ位いらっしゃるのでしょうか!
なのでまずは気になるダビンチをチェックです。
ダビンチ(da Vinci)とはアメリカで開発された手術支援ロボットです。
患者の体に1~2センチほどの穴を開けて内視鏡や電気メスなどの
医療器具がついた4本のロボットアームを入れ、医師が離れた場所から立体画像を見て操作します。
【特徴】傷口が小さく、出血が少ない事!
また、ロボットといっても、自発的な操作をするわけではなく
術者がダビンチを介して手術することにより、より鮮明な画像でより緻密な手術ができると言われています。
しかし、手ぶれ防止機能や複数の関節機能などが備わり、高精度な動きができる反面、
1セット購入に2億~3億円かかるとされています。。。

(※Wikipedia – ウィキペディアより画像引用)

本題に戻りますが、このダビンチですが、急速に普及しているそうです!
販売が開始されて5年。
製造販売会社によると、国内では170病院に計183台が導入され、
手術実績は今年中に計2万件に達する見通しとなっています。
(※2000年3月に慶應義塾大学病院にアジアで初めて導入、その後、九州大学病院の消化器・総合外科(第二外科)とともに2001年から2002年に治験として62例の胸腹部の手術がなされているそうです。)
しかし、このダビンチ課題は何といってもやはりその高額な治療費。
現状日本では2009年より医療機器として認可を受け、2012年4月より
前立腺癌に対する手術のみ、保険医療として認められています。
ですから、前立腺がん手術以外は、現在でも200万~300万円
患者の自己負担となり中々手が出せる金額ではないことも事実です。
ただ、今秋、保険診療が併用される「先進医療」に胃がんや腎がんのダビンチ手術が認められ、
今後、実績を積めば保険適用の対象になる可能性がある事も判りました。
このダビンチ手術により、高齢で臓器の機能が低下していた患者が、
手術で臓器を残す事が出来た上にがんの根治はもちろん、腎機能を温存でき、
合併症のリスクも抑えられたという実績もあり、普及が進めば少しでも
健康で長生き出来る選択が出来るかもしれないという事でその期待も十分ですね!
ダビンチを導入している病院の、手術室求人をいただくこともチラホラありますので
是非、お問い合わせください!
どんどん医療も高度化し、救えなかった命が沢山救う事のできる社会になってきましたね。
直接命を救う仕事に携わる方々に感謝の気持ちを忘れずに、
自分自身でもしっかり健康をキープできるように頑張っていきましょう!
それでは、また来週までお楽しみに~★

2014年11月25日カテゴリー:医療全般, 雑談