ローザス医療ニュースブログ


52万4000人

こんにちは。看護プロの宮城です。

本日は、こんな記事をご紹介します。

 

特養待機者急増 在宅支援の拡充が不可欠だ」

 

厚生労働省の調査で明らかになった、特別養護老人ホームの

入居待機者数の数が、52万4000人にのぼったという記事です。

この数は、4年前の調査より10万人以上増えたとの事。

 

超高齢化社会と言われる中で

受け皿となるべき施設の数が追い付いてない事も問題ですが

特に深刻なのが、要介護度が4、5の重度者の

自宅待機数が8.7万人に達している事だといいます。

それに伴い、政府は2015年度から、特養の入居要件を

要介護度3以上に限定する介護保険法改正案を国会に提出しているそうです。

 

記事にも記載されていますが、特養の増設は簡単ではなく

また、先にも記載した、入居要件を限定したところで

どれだけの効果が期待できるのかは、定かではありません。

その中で、在宅介護・在宅看護サービスの拡充は必要不可欠になってくる事案なのでしょうが

実際問題、24時間在宅介護・看護に対応できるシステムの構築や

従事する在宅介護・訪問看護人材の確保は一朝一夕でどうにかなる事ではありません。

 

増え続ける高齢者が、安心して暮らせる環境の整備とは何なのか

私にもわかりませんが

最近では、敢えて施設内に段差を作ったり

利用者自身にご飯を取り分けさせ

「生活する能力」を身につける事を目的としたデイサービスなどもあります。

型にはまった介護ではなく、様々な方面からアプローチをして行くことが

必要なのかも知れません。

 

つらつら書き連ねてしまいましたが

今日はこのへんで。。

また次回の記事でお会いしましょう!

2014年04月15日カテゴリー:介護