ローザス医療ニュースブログ


消費税増税の影響

こんにちは。
看護プロの柴崎です。

だいぶ、ブログをさぼってしまいました。。
申し訳ありません。

今回は、来年4月に予定される消費税増税の影響についてです。

簡単におさらいをすると、以下のような構図です。
・診療報酬=病院の収入は、消費税が加算されない
・病院が購入するモノ・サービスは、すべて値上がりする

看護師等の人件費には消費税はかかりませんが
その他は、ほとんど増税の対象となりますので、「売上は変わらずに、コストが増える」わけです。
つまり、利益を強く圧迫します。

21日に行われた、全国医学部長病院長会議は21日の記者会見では
1大学病院本院当たり4億円強増えるとの試算が発表されたそうです。

試算によれば
その後10%に消費税が引きあがると、ほぼすべての大学病院が赤字になるそうです。
そりゃ、そうですよね。。

医師会などは、いままで非課税だった診療報酬を課税できるように主張しているようです。
これはこれで、大きな問題を含みますね。
これまで「非課税を前提とした、診療報酬」だったわけですから
4月から「8%課税していいよ」ということになると、
今度は病院側が、これまで以上に儲けてしまうという構図ができあがるわけです。

なので課税OKであれば、診療報酬は引き下げたいというのが
政府側の認識ではないのでしょうか?

ただ、
消費税→財務省
診療報酬→厚生労働省

と監督官庁が異なるので、調整はなかなか難しそうですね。。

診療報酬の絡みで言うと、増額が予想される在宅分野、特に訪問看護の求人が増えてきているのは

この仕事をしていて、非常に強く感じます。

看護プロ
柴崎

2013年12月04日カテゴリー:医療全般