ローザス医療ニュースブログ


セラピードッグ

こんにちは。
看護プロの吉場です。

もうすぐクリスマスにお正月。
弊社オフィスがある銀座は、いつもよりも多くのお買いもの客で
賑わっています。

さて、本日はセラピードッグについてです。
セラピードッグ、聞いたことがある方も多いとは思いますが、
その取組みを少しご紹介したいと思います。

先日、神奈川県立こども医療センターの方とお会いする機会があり
お話を知ったのですが、
こちらの病院では今年の7月より、セラピードッグ「ベイリー」が
常勤で勤務しているそうです。

 「病院常駐のセラピードッグによる心のケアと医療活動の充実」

セラピードッグがこども病院に常駐して活動するのは、全国で2箇所目。
毎日、この病院に「ハンドラー」と呼ばれると引き手の方と一緒に出勤しています。
(ちなみに、このハンドラーは、専門的訓練を受けた看護師さん。
臨床経験のある看護師さんは、病院内におけるリスクを最小限におさえられ、
セラピーの実践とデータの収集に役立つそうです。)

ベイリーが毎日出勤し、どんなことをしているかというと、
・病棟を訪問し、患者と患者のご家族の心をケア
・治療や検査を行う部屋まで同行し、治療等への不安を緩和
・歩行訓練のお手伝い
・家族診療の一環としてのきょうだい保育をサポート
・精神科治療を医師と一緒に行う  など。
「癒し」としての存在なだけではなく、治療プログラムにも参加しています。

一時的な訪問ではなく、常勤勤務がより良い影響を与えているようで、
こども達のストレス軽減や、治療の促進につながっているそうです。

アメリカでは約60年の歴史があるこのセラピー、
現在日本でもだいぶ注目されるようになってきましたが、
まだまだセラピードッグもハンドラーも需要に対し足りていない状況のようです。

お薬を使った治療だけでなく、
こういった治療がより広がっていくといいですよね。

セラピードッグの活躍と
この治療効果がより明確になり、より認知されることを期待したいと思います。

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2012年12月23日カテゴリー:医療全般