ローザス医療ニュースブログ


医療事故は刑事罰対象外に?

こんにちは。
看護プロの柴崎です。
暑い日が続きますね。。

日本医師会は、
診療行為に関連した事故は
原則として刑事司法の対象としないとする提言を発表しました。

その代わりに、
各病院の院内事故調査委員会や医療関係者で作る「第三者的機関」が
原因究明と再発防止に向けた調査をするそうです。

要は、
「医療事故は刑事罰を与えるのではなく、再発防止に力点を置く」ということですね。

ただし、全ての医療機関に
院内メンバーと外部有識者で構成する院内事故調の設置を求めているそうです。
大学病院・公立系等の規模が大きく、
人員が充実している病院は良いとしても
ただでさえ、人員が不足している小規模な病院には、負担が大きくなるでしょうね。。

提言では、小規模病院や診療所は医師会や大学が協力することになっているそうですが
それにしても、辛いはつらいかと。。

この提言が、
そのまま立法化されるかは、まだ分かりませんが
医療事故への対応をめぐる議論に一石を投じる事になりそうです。

2011年07月14日カテゴリー:医療全般