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准看護師が給料の高い転職先を探すコツ

准看護師の平均給料・年収

准看護師の方の不満で多いのが、「正看護師とほぼ同じ仕事内容なのに、給料・年収が低い!」というものです。制度上、仕方ないと頭では理解しているものの、「そうは言っても、もう少し給料が欲しい!」のが本音ではないでしょうか?
ここでは、准看護師の方の給料に関する客観的なデータを集めてみましたので、まずはこちらを確認してみましょう。

看護師・准看護師の平均給料・年収

★看護師
・勤続年齢:36.9歳
・月額給料:338,926円
★准看護師
・平均年齢:45.4歳
・月額給料:292,750円
★看護師長
・平均年齢:47.5歳
・月額給料:414,069円
★総看護師長(看護部長)
・平均年齢:54.9歳
・月額給料:506,935円

*参考:人事院「平成26年度 職種別民間給与実態調査」

それぞれ残業代・夜勤手当といった手当が含まれています。一方で通勤手当は除かれています。年収を計算するために、賞与3ヶ月と仮定すると、看護師は約80万円、准看護師は約60万円加算されることになりますので、看護師の平均年収は480万、准看護師の平均年収は370万円程度というイメージでしょうか。

この統計には、日勤のみの方も含まれていますので、夜勤をされている方は、もう20~30万円程度上乗せされたものが、夜勤をされる看護師・准看護師の方の平均年収となります。看護プロの実績データを調べても、この数字に近いものがあります。

つまり、月給4~5万円程度、年収100万円強の差があることになります。なかなか大きな差ですので、准看護師の方がご不満をお持ちになるのも、うなづけますね。

准看護師の給料の特徴

1, 給料の上昇幅が小さい

いわゆる「寝たきりカーブ」と呼ばれる問題です。初任給はそこそこ高く20~30代のうちは高給なのですが、年齢が上がると横ばいに近づき寝ているように見えるので、この名前で呼ばれています。准看護師に限らず、正看護師にもあてはまる現象ですので、詳しく知りたい方は、日本看護協会のサイトに掲載されているグラフをご覧ください⇒看護協会HP

このグラフを見ると、30代半ば頃から他の医療職との月給の差がついてくるようです。大きな理由の一つとして、看護師・准看護師は他の医療職と比較して、女性の比率が高いため、この年代の方は子育て等で夜勤ができない方が多いこともあるのかもしれませんね。

2. 役職給をもらえる可能性が、ほぼない

准看護師は、法的に役職につくことができません。つまり、正看護師にとっては「寝たきりカーブ」から脱出する有力な方法である、「がんばって管理職になる」という手段がないことになります。

正看護師の一般スタッフと師長のデータを比較すると、同年代で5万円程度の差があります。賞与も含めば、年収で100万円近い給料アップの機会がないことになります。

なかなか世知辛いデータですね。。

補足:准看護師の給料・年収データに関して
准看護師の平均給料に関するデータは非常に少なく、編集に苦労しました。
正看護師であれば、看護協会が大規模な調査・提言をしており、データが豊富にあります。
一方、准看護師は各都道府県の管轄となるため、全国的な連携が取れていないのでしょうか?
准看護師の方の給料・年収の水準が改善されない背景には、こうしたデータ不足とそれにともなう「団体」としての交渉力の弱さがあるのかもしれませんね。

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