前のページに戻る

ママさんナースの知恵袋 働くお母さんの色んなお悩み解決案をご紹介

産休&育休についての豆知識(育休編)

産休についてのお話をしてきました。
産後8週間の産休を取得した看護師さんの多くは、そのまま育休に入る方が多いことでしょう。産休と育休、同じような名前ですが、どんな違いがあるのでしょうか?
育休は取得するには、各病院でのルールもあると思うので、まずは概念を知って、育休がきちんと取得できる体制か確認していってくださいね。

育休ってナンダ?

正式名称は育児休業のことです。
産休終了後、お子さんが1歳に達する日まで取得可能な制度です。ただし、保育園に入れないなどの理由があれば、最大1年半まで延長可能です。
産休と違うのは、当たり前ですが…産休は出産する本人、つまり女性しか取得できません。しかし、育休は男女問わず取得可能です★最近男性の育休取得を増やそうという動きがありますよね。
産休は労働基準法上での義務付けがありましたが、育休は労働基準法上での規定は、実はありません。つまり、育休は取得させることが義務付けされてはいないため、育休制度がなくても問題にはならないということ。また、育休を取得するには各事業所の就業規則上のきまりがあるケースが多いです。

育休中にもらえる手当

  • ・育児休業給付金
    雇用保険から支給される手当のことです。これは育休を取得した男性も対象となるんです!ただし、休業開始前の2年間に賃金支払いの基礎日数が11日以上ある月が、12ヶ月以上ある場合に、受給資格を受けられるんです。
    つまり…分かり易く言えば、入社して12ヶ月以上給与をもらった時点で育休に入れば、育休の手当はもらえるということです。
    逆を言えば、産休期間は給与がないので、産休入る前に1年未満であると手当はもらえないので、育休はただのお休み(欠勤)になるということですね。ここ、一番ご注意を♪
  • ・社会保険料の免除
    育児休業中は、本人また法人の社会保険料が免除となります。免除なので、モチロン保険証は使えます♪
    余談ですが…2014年から、産休期間中も社会保険料が免除となるようになりました!
    2014年以前に出産した私は、産休中は社会保険料を負担しなければなりませんでした。
    お休み前最後の給与から、まとめて天引きしてもらいました。すると…最終月の給与は家賃も払えない、雀の涙ほどでした…(会社に対して、不平不満があるわけではありませんよ…笑)

ママさんコンサルタント相談室

妊婦さんで転職活動している看護師さんから、時々いただきます。あ、私も!という方、今までの話を含め、参考にしてみてください。

(相談者)
妊婦なんですが、安定期に入るので、仕事したいんですよね。家にいても暇なんで。
仕事できるところありますか?

(ママさんコンサルタント)
結論から申し上げると、お仕事はあります。ただ、就業する上でいくつか注意点がありますので、それを聞いてもらって就業を検討してみください。

(注)その1
産休のお休みは規定通りもらえるけど、産休手当は就業期間によって有無が決まるので、病院が加入している健康保険組合によります。

(注)その2
育休は育休手当がありますが、これは休暇前1年以上働いた方への手当なので、いただけないと思ってください。

(注)その3
そもそも新規で入職した方が妊婦で、人間関係ができていない中でのフォローを求めるのは厳しいケースもあります。心情的に…。

(注)その4
有給発生前なので、もし体調不良などでお休みしなければいけない場合には欠勤になります。

こんな注意点がありますが、それでも大丈夫ということであれば、モチロンお仕事お探しさせてください♪
妊婦さんでお仕事をすることは、素晴らしいことだと思います。妊婦だからこそ、見えることもありますし、これから同じような人がいた時に相手の気持ちも分かるでしょうから。
でも、大切なことは、無事にお子さんを出産することです。

▼ママナースの方におすすめ一覧

【無料】転職相談窓口

あなた専任のキャリアアドバイザーが転職アドバイスや応募書類作成支援、求人のご案内だけでなく、病院、職場の雰囲気やクチコミ情報をお教えします。

\転職サポート利用完全無料/転職のご相談はこちらから

ページTOPへ