前のページに戻る

准看護師が給料の高い転職先を探すコツ

准看護師の給料が高い職場はここだ

「准看護師の月給は、平均で正看護師より50,000円ほど低い」これが、統計的なデータです。そうは言っても、少しでも給料アップを望むのは当然です。 看護プロが長年の経験則から導き出した、准看護師にとって給料の高い職場の条件をいくつかご紹介します。

急性期よりも、療養病院を選ぶ!

准看護師が正看護師よりも給料が低い大きな要因の一つとして、「看護基準」問題が挙げられます。病院経営者として「看護基準」は、売上・収益に直結する問題なので、病院運営にあたって最大の関心事と言っても過言ではありません。
急性期病院では高い看護基準を取得しようとすると、看護比率(正看護師の割合)が70%を超えなければならないため、准看護師の採用に積極的ではありません。
特に、看護基準で7対1を取得している、もしくは目指している急性期病院においては、いっそうこの傾向が強いです。大学病院・国公立病院をはじめとして、正看護師しかいない病院もあります。この傾向は、ここ数年強まっており、以前であれば准看護師の方を採用していた病院であっても、現在では採用を中止しているケースもあります。
病棟と比べると、外来・オペ室といった看護基準が適用されない部署に限って、准看護師採用をする病院もありますが、病棟と比べれば募集人数も少ないですし、夜勤がないケースが多いので手当を含めた給料という面では、見劣りしてしまいます。
看護プロへご登録いただく准看護師の方の中にも、「自分の病院が准看護師を採用しなくなったため、なんとなく居心地が悪い。。」とおっしゃる方もいらっしゃいます。
一方で、療養病院の場合、看護比率(正看護師の割合)が20%以上と、非常に低く設定されているので、正・准看護師の比率を気にする必要は、それほど大きくありません。
なので、療養病院のほうが急性期病院と比べて給料の格差も小さく設定されていることが多いのです。
このあたりの「病院側の理屈」が分かると、求人を探す効率も良くなるのではないでしょうか?

病院よりも、介護施設を選ぶ!

介護施設も上記と同じ理由で、正看護師と准看護師の給料格差が小さな職場です。看護プロに寄せられる求人を見ると、正看護師との差は、おおよそ2~30,000円程度の幅に収まるケースが多いです。これも「基準」の影響と言えます。

注目すべきは特別養護老人ホームに多い、「社会福祉法人」です。社会福祉法人は公的な要素が高く、公務員のように、給料が年功序列的に少しずつ上昇する給与制度を採用している法人が多いようです。そのため、「寝たきりカーブ」と言われる40代を過ぎてからの給料の伸び悩みを回避できる可能性があるので、探してみる価値はあります。

一方で、訪問看護に関しては正看護師と准看護師による、診療報酬の格差がまだまだ大きいので給料にも差がつきます。というよりも、准看護師自体を採用している訪問看護ステーションのほうが少数派です。10ステーションあるうち、准看護師を採用している訪問看護ステーションは1~2程度にとどまるのではないでしょうか?

ただし、訪問看護師が大幅に不足している状況なので、この基準もゆくゆくは緩和されるかもしれません。

大手グループよりも、中小の個人病院を選ぶ!

これも一つの着目点です。大きい病院グループは、それぞれしっかりとした「人事制度」が整備されています。その人事制度にしたがって給料が自動的に算出されることになります。分かりやすく表現すれば、「准看護師、経験○年」と入力すれば、自動的に給料を算出することができます。良く言えば明確、悪く言えば融通が利きません。
また、病院のタイプにかかわらず、グループ内では急性期病院でも療養病院も同じ給料体系を取っています。ですので、療養病院であっても給料が低くなってしまいます。

一方で、中小の個人病院では明確な人事制度がなく、「前職考慮」となります。前職考慮というのは、言い方を変えれば「交渉次第」とも言えます。病院の採用状況や、その方の評価によって大きく年収が変わる可能性があります。ただし、交渉次第では破談になってしまうこともありますのでご注意ください。

いくつかの観点から、准看護師の方が「給料の高い転職先」を探すコツをまとめてみました。
個別の病院・施設の情報については、経験豊富な看護プロのコンサルタントにお問い合わせください。

【無料】転職相談窓口

あなた専任のキャリアアドバイザーが転職アドバイスや応募書類作成支援、求人のご案内だけでなく、病院、職場の雰囲気やクチコミ情報をお教えします。

\転職サポート利用完全無料/転職のご相談はこちらから

ページTOPへ